DataSpace
大規模ファイルの新たな管理・検索システム
Tsugi DataSpace はデジタル信号処理や人工知能の最先端の技術を駆使して、サウンド・画像・テキスト等のアセットを分析し、さらにニューラル・ネットワークを使ってそれらを分類して3Dの世界でブラウズ出来る様にするものです。分類は知覚的な特徴に基づいているため、似通ったアセットは集まって表示されます。
類似検索による新たなインスピレーション
本システムによって、創造的なオプションは格段に広がります。
例えばサウンドデザイナーは、層をなすよく似た(または全く異なる)波形を簡単に見つけることができます。そして、猿の叫び声がタイヤの軋む音とそっくりで、転がる岩とドラゴンの吐く息がいくつもの特徴をシェアしていることにふと気が付くでしょう。似た形や色を含む画像や、同じ語彙や構文を使っているテキストなども、それぞれまとまって配置されるのです。
創造的な3Dワークスペース
3Dワールドに浮かぶキューブひとつひとつが個々のアセットを表しています。キューブを選択すると、対応する画像やテキストが表示されたり、関連する音が再生されたりします。また、キューブを回転させると、一面ごとにデータの異なる特徴が表示されます。例えばサウンドであれば波形やスペクトログラム、ピッチエンベロープなどといった情報を見ることが出来るのです。
その他にも、マークした場所にジャンプ出来るプレースマークなどの3Dワールドでのナビゲーション機能が備えられています。
あらゆるデジタルアセットに
操作にはマウスの他にMicrosoftのKinectやLeapMotionのLeap ジェスチャーコントローラも使用出来ます。ジェスチャー操作を使う事で、アセットブラウジングがより簡単で快適になります。
用途には、博物館でのインタラクティブな展示、ラジオ局での曲のカタログ、図書館での検索などの幅広い分野が考えられます。そしてもちろん、膨大な量のサウンドエフェクトやグラフィックアセットを持つゲームスタジオも、Tsugi DataSpaceによって多くの恩恵を受ける事が出来るでしょう。