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DSP Animeでセルアニメ風動画に音をあてていこう!
DSP Animeは、アニメルックな音作りに役立つ効果音作成ツールだ。
一方で、近年Unityちゃんトゥーンシェーダー などの登場で、3DCGを使ってセルルック調なアニメを作る手法も生まれ、個人でのアニメ映像制作が手に届くところまで近づいてきた。
そこで今回は、Unityでキャラクターを撮影し、AfterEffectsでエフェクトを加えて作成した下のアニメシーンに、DSP Animeでぴったりの音をあててみよう。
映像に合う音に仕上げよう
本来、「映像にぴったりの音を作る」というのは、音を何度か作って録音し、エフェクトをかけてチェック、クオリティがダメならやり直す、という時間のかかる作業である。
またインターネット上で音素材を探すにしても、アニメらしい、かつハイクオリティで映像に合う音というのはなかなか見つからないだろう。
DSPシリーズのメリットは、「パラメーターをいじれば、手軽できれいに音を変えられる」ことだ。
以下の動画では、映像を見ながらパラメーターをいじったり、ランダム生成を行ったりして、 絵に合う音を見定めている。
動き(シュピン!)、魔法(パアア)、感情表現(パチパチ) などの効果音作成モデルを見せているが、どれもリアルというよりはアニメらしい音の仕上がりになっている。映像がもつ「アニメらしさ」を壊すことなく、サウンド面でも後押ししていけるだろう。
音はプロシージャル手法で合成されているため、録音ノイズなどを気にする必要はない。他にもDSP Animeで足音や格闘系の音を作成し、動画編集ツールに取り込んでタイミングを合わせていくと、下の動画のようになる。
DSP Animeには大カテゴリとして、魔法、格闘、イベント、表情、動きモデルが備わっており、さらに無料アップデートで地水火風、情景音、ペット、フォーリー系のモデルも搭載されているので、広い範囲の効果音ジャンルを作成していけるだろう。
ゲームにも
アニメ表現は国内外で根強い人気があり、3Dゲームの中にも、ここぞという時にアニメっぽいカットインや擬音を入れる演出がよくある。
DSP Animeには、プロのサウンドエンジニアにより設計・調整された、「現実的ではない音だが、入れたらぐっとアニメ感が出る」という効果音作成モデルが各種揃っている。自身の作品に、そういったテイストを出していきたいならおすすめだ。